熱交換器を解説
2020年5月24日 高温でなくても大丈夫、排熱利用の広がり

高温でなくても大丈夫、排熱利用の広がり

排熱利用という言葉は、一概に90度以上の高温と思われるかもしれません。

ですが、20度から30度ほどの低温であっても排熱利用することは可能なのです。排熱利用には40度から100度の高温帯と、10度から40度という比較的低温の排熱回収があります。40度から100度の高温排熱では蒸気熱源や暖房・温水利用が考えられ、簡易的な利用方法は熱交換器を使いボイラーの補給水を加熱できます。もしも水質に問題がなければ、直接補給水として用いることもできるでしょう。この利用方法であれば熱と水のリサイクルとなり、費用の面でも大きな効果を生むはずです。

40度以上の温水を熱源として使う熱交換器も近年開発されており、ボイラーの代わりとして使われてきています。比較的低温の場合にはヒートポンプが活躍し、高温排熱回収と同様に補給水と熱交換を行ったり、水処理によって直接補給水に利用することで排熱利用が成立するわけです。排温水が低温ならばヒートポンプによる間接的な加熱もできますし、30度ほどの温度があればエコキュートよりも効率が良く、ボイラーと比較するとランニングコストは非常に抑えられます。

また低温ならではの排熱利用として、冷暖房の熱源となることも特徴といえるでしょう。20度以上であれば暖房主体の条件で省エネ効果を上げつつ、冷房に用いることができるので一石二鳥といえます。10度から20度の温度があれば、冷房と暖房どちらの利用も可能です。

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