熱交換器を解説
2020年3月9日 いろんなところで行われている熱回収

いろんなところで行われている熱回収

熱回収は一般ではあまり聞きなれない言葉ですが、工場などでは当然として行われているシステムですし、特に火力発電所、原子力発電所などの発電所では有効な省エネ技術のシステムになります。

物を燃やす時には当然熱が出ます。工場においては、ボイラーがあり、都市ガス、石油、石炭などを燃やして高圧の蒸気を作り出して工場の設備に利用しています。発電所でも石炭、天然ガスが燃やされ高圧の蒸気を作り出し、発電タービンを回しています。燃やされた石炭、天然ガスはそのまま高温の排ガスとして排出されていましたが、その高温の排ガスで供給する水を熱することを熱回収といいます。回収した熱を供給する水に与えることで水が熱せられて、ボイラー、発電設備の給水に利用されます。冷たい水から高温の蒸気を作り出すより熱せられた水を高温の蒸気にしたほうが少ない燃料で済みます。

この省エネルギー技術は工場、発電所だけではありません。ごみ処理センターですと、温水プールなどの設備と併設してプール水を温めたりできます。この熱回収は巨大な設備だけではありません。実は家庭の給湯器にも生かされています。熱回収のシステムの最近の家庭の給湯器ですとガス代が10パーセント以上安くなることもあります。熱回収は家庭から、産業界まで行われ、日本のいたるところで行われています。資源の無い日本では石炭、石油などの資源エネルギーを輸入するしかありません。更なる普及が更なる省エネにつながります。

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