熱交換器を解説
2020年3月3日 エネルギーをムダにしない熱回収

エネルギーをムダにしない熱回収

燃料の値段は上がったり下がったりはしますが、長い目で見ると右肩上がりに少しずつ値段は上がって行きます。

世界の人口が増えても埋蔵されているエネルギー資源は増えません。資源をどう使いムダをなくすのか、熱回収は大事なその一歩となります。熱回収の最も身近なものとしてボイラーが有りますがこれにも工夫がされています。ボイラーに給水されてくる水はそのままでは非常に低温ですが、ボイラーの排気筒内にこの水を通す事によってボイラー給水前に温度を上げます。温度が上がった水が給水されるので、沸騰するまでのエネルギーが節約され、当然排気の温度が下がり熱回収がコンパクトな中で成立します。

古い技術ですがこれをエコノマイザーと言います。また排水利用の分野で、30度、40度などエネルギーとして使うには低い温度の場合ヒートポンプという技術で温度を上げてエネルギーを回収するという方法が有ります。ヒートポンプと言う技術は、電気を必要としますが電気を熱に変換するのではなく、熱を移動させるために、コンプレッサーの動力源などに使います。化石燃料を燃やして熱を回収する従来の方法より効率がよくしかも、CO2などを発生させない環境にやさしいシステムです。

一つの工場、施設で成立すれば最も効率が良のですが、製造過程で熱が発生してしまう施設から、その熱を必要としている施設へ供給するかたちも重要な考え方です。一例では、地域に必ず必要なゴミ焼却施設、そこに隣接するように焼却施設からの排出熱を利用した温水プール、温浴施設が有ります。ゴミ焼却施設は地域にとって迷惑な存在であるかもしれませんが熱回収することで地域の憩いの場を提供しています。

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